学 園 催
1stアルバム解説・制作記
1stアルバム『陰陽師』の製作から
未来へ向けての全ての歴史を綴っています
本アルバムは、陰陽師の都「京都」を舞台に
「占い」「呪い」に纏わる物語をPOPにまとめ
そのゆかりの地を巡礼するコンセプトアルバムとなっています。
- 2007.03.07
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『河原町』
この曲は「存在意義」について歌っている。
世の中見渡せば、自分にとって癇に障る人間ばかりに思える。
正しいのは常に自分だけで、他人の悪がとりわけ目につく。
自分自身も実力以上に見せようと、背伸びをしたり、
自己中心的になったり、自分勝手に生きているのに、
やはり自分だけが善人で、他人は悪に見える時がある。
だが皆それぞれ意味があってこの世に生を受けているのである。
許し難いあいつも必要だから存在しているはずだ。
プライドの高い自分も意味あって存在している。
お互いに皆あるがままでよいのかも知れない。
そのままでこの世にとって大切な存在なのかも知れない。
- 2007.03.25
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『出町柳』
この曲は「輪廻」について歌っている。
我々は違う次元からここへやって来て、
また違う次元へ旅立ってゆく。
この世の中は実に循環によって成り立っている。
何事も全てループしている。
一定のものはなく、常に流動的で、
同じ周期で廻っている。
この世は循環によって成り立っている。
我々自身も生まれ変わりという「概念のループ」を、
まさに今現在も廻り続けているのである・・・・・・・
- 2007.04.01
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『蚕之社』
この曲は「意思伝達」について歌っている。
人間には言葉がある。
とても優れた意思伝達法である。
だが何時においても、言葉だけが全てではないと思う。
時に言葉では表せない素晴らしい感動に出会う事がある。
そのような時に正確な言葉で理論立てて伝えられるものではない。
魂の叫びとでも言うべきか、
思いのままの表現法で伝えれば良いと思う。
- 2007.04.07
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『丸竹夷』
この曲は「整然」をテーマに歌っている。
整ったものには、ある一定の大いなる力がある。
この世の全てのものは、生まれたての時は綺麗に整っていた。
だが日常の不純な心理の積み重ねで、
気付けば形が変わってしまっている。
人の心は特にその変形が著しい。
それは全ての人間に共通している。
子供の頃の純真な気持ちを思い出す・・・・・
そんな想いを込めた、「わらべうた」である。
- 2007.04.14
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『陰陽師』
この曲は「防衛本能」について歌っている。
これほどに科学が発達した現代においても、
明日の事は分からない。
人というものは、この「分からないもの」に対し、
とりわけ恐怖心をおぼえるという。
占いとは、この恐怖心を開放する為に生まれたものではなかろうか?
この世のものは全て「科学」で解明出来るかと言えば、
そういうわけではなく、
また「哲学」で解明出来るかと言えば、
そういうわけでもない。
すなわち己の身を守るものは「科学」でも「哲学」でもない。
そう、人智を超えた何らかの力なのかも知れない。
我々は本能的にそれを感じているのである。
その事は今も昔も変わっていない。