学 園 催
1stアルバム解説・制作記
カテゴリ『制作報告:録音』 14件の記事を経過順に表示しています
- 2006.03.20
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Guitarレコーディングの開始。
今回のGuitarプレイは、
速弾き等のテクニカルフレーズは、ほとんど奏されておらず、
音の表情を重視したアート感覚なプレイが中心になっている。
そしてその一連として、様々な特殊チューニングが多用されている。
D dropをはじめとして、半音下げ、さらに半音上げるものもある。
Guitarを詳しく知らない生徒諸君にも、
そしてGuitarに精通した生徒諸君にも、
楽しく聴いて頂けるよう、表現に工夫をこらす予定だ。
- 2006.03.24
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本アルバムのGuitarについてだが、
現時点ではAcoustic Guitarの導入は予定していない。
という事は全てElectricのハードなプレイが中心なのか、、
といえば、そういう事はなく、
曲調に応じてAcousticタッチのフレーズもあり、
Acoustic Guitarに相応した繊細なプレイを心がけている。
また指弾きによるソフトなプレイも奏されている。 - 2006.03.28
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本アルバムのGuitar録りに際して、
弦をかなり太めのゲージのものに張りかえた。
私は昔から太めのものを愛用しているのだが、
今回のは、さらにコーティングなるものが施されており、
通常以上に太く感ぜられる。
音色は良いのだが、
ピッキングハーモニクスが非常に出しにくいのだ。
PICK UP上のハーモニクスポイントを普通以上に的確にとらえ、
かなり意識して切り込んでピッキングしないと、
ハーモニクス音が出てこない・・・・・・・
だが今回、このように改めてピッキングハーモニクスを再意識した結果、
かなりハイポジションなフレーズでのハーモニクスプレイも実現している。 - 2006.04.01
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ヴォーカル レコーディング開始。
Guitar録りと平行して歌録りを開始した。
今回はアルバムの制作という事で、
新マイクとプリアンプを導入しての
歌録りとなっている。 - 2006.04.20
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ここで一旦、音楽制作の進行状況をお伝えしておこう。
現在、Guitarの{ レギュラー+drop D チューニング }で奏される、
プレイのレコーディングが完了した。
次いで特殊チューニングによって奏される、
プレイのレコーディングに入る。
- 2006.04.24
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私は、大方4本のGuitarを愛用している。
だが、レコーディングでは最も愛用している1本のみで奏している。
そう、設備のページにも紹介されている、Killerである。
本アルバムでは多種の変則チューニングを奏するから、
4本を使いわけた方が効率的で楽なのだが、
やはり様々な面で私にとってはKillerが一番なのである。
音の性質から、プレイ時の効率性。
どれをとっても丁寧な計算を施し、設計されている。
だから変則チューニングも、手間はかかるが、
その都度調律し直して演奏している。
- 2006.04.26
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今回はアルバム曲のレコーディングという事もあり、
Guitarプレイにも今まで以上に種々、気を配っている。
例えば、あまりに完璧さを追求しすぎると、
機械的なサウンドになってしまう。
それだけは注意すべき項目だ。
だから今回は、あえてミストーン的な感覚も視野に入れ、
アドリブ感のあるプレイを心がけ、
さらに綺麗に整ったプレイは録り直して、
人間味あるテイクに再録したものだけを採用していってる。
やはりRock Guitarというものは、整いすぎた音ではなく、
荒削りで刺激的なサウンドではなかろうか?
今回はそれを強く意識したことにより、
かなり人間味ある仕上がりになってきている。
- 2006.05.17
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Guitarレコーディング。
いよいよ完了した。
今回は暴力的な演奏からソフトで古風な演奏まで、
様々なプレイを奏している。
そして和音階に纏わる特殊なコードトーンによる、
アルペジオやコードプレイも奏している。
そのため音感を養うためのテキストとして、
聴き入る事の出来る可能性も見出している。
そして音感に自信のある生徒諸君は、
ぜひ採譜・演奏を試みて頂きたい作品であると思いを馳せている。
- 2006.05.20
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Rapのレコーディング開始。
本アルバムでは「女子校」のようなRapのみで構成される楽曲はないが、
Rapを前面に強調した楽曲は登場させている。
そして間奏部分や要所要所での 合いの手Rap も、もちろん奏されている。
またGuitarリフと組み合わせたRapもあり、
この系統に興味のある生徒諸君はご期待頂きたい。
- 2006.05.31
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現在、「河原町」のRapをレコーディング中である。
原曲では割合クールな感覚で奏されているが、
今回はもっとハードで黒人系の野太いイメージも視野に入れ、
奏する心意気である。
他の曲でも要所要所で獰猛なRapを展開していく所存である。
- 2006.06.06
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Rapのレコーディングが完了した。
今回は様々な発声に挑戦しており、
曲ごとに表情のメリハリが感じられたり、
複数のラッパーが参加しているように聞こえるかも知れない。
それほど変化に富んだ仕上がりを目指してきた。
Rapファンの生徒諸君には、ぜひとも一聴頂きたいアルバムである。
- 2006.06.09
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現在、othersのレコーディングに入る。
ここで示すothersとはvo、gu、rap、以外の楽器とする。
先ずハンドクラップやタンバリン等は、
なるべく生の音をレコーディングしようと思う。
そして今回は拍子木も奏している。
拍子木は曲調に合わせ打ち込みと生演奏とを上手く使い分けて、
お届けする予定である。
さらに今回はタイトルが「陰陽師」という事もあって、
笙(雅楽器)のソロなども入れてみようかと思っている。
しかし笙は音の周波数が通常の楽器とは異なるため、
扱いが難しく、どこまで採用出来るか分からないが、
可能な限り手をつくして、
何かしらの形で音を入れていきたいと思っている。 - 2006.07.03
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othersのレコーディングについて。
笙以外のothersのレコーディングは大方完了してきた。
他の打ち込みの楽器との調和をはかるためにも、
拍子木の生音は予定より控え目にとどめておいた。
あとは笙である。
この楽器をどうするか、
しばし案を廻らせてみる。 - 2006.10.26
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そういえば結局、雅楽の笙をレコーディングしたのか、してないのか、
お伝えしていなかったな。
この場をかりてお伝えしよう。
実は笙のレコーディングを行い、このアルバム内にも収まっている。
演奏時間はごくわずかなのだが、 笙の音色がはっきり聞こえる形で納められている。
そしてどの曲で演奏されているかは、リリース後のお楽しみという事でお願いしたい。