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1st maxiシングル解説・制作記
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- 2008.10.10
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<阿僧祇の解説>
阿僧祇とは、一体どのような意味なのか、
それをまだ解説していなかったので、
ここでお伝えする事にしよう。
もう既にご存知の人が多いと思うが、
阿僧祇は、数の単位の一つである。
サンスクリット語のアサンキャ(asamkhya)を音訳したもので、
数えきれないほどに多いことを意味する。
阿僧祇は、10の56乗という膨大な数を示す。
ただしこの数値は地域や時代によっても解釈に多少の違いがあり、
10の64乗とする説などもある。
いずれにしても果てしない数である事には違いはない。
よってこのような単位は実用的なものとしては用いられていない。
皆さんの実生活での勘定や計算の中で、
このような単位が登場することは今までもなかったであろう。
では一体どのような必要性があるのだろうか?
そう、これは「悟り」や「功徳」の規模を示す単位として用いられていたと伝えられている。
阿僧祇という言葉は元々、仏教用語から由来していて、
仏典「華厳経」にも数詞として登場している。
悟り・功徳という抽象的で奥深く、かつ感覚的な事柄を、
このような数で表すというのは、とても趣きがあるように思う。
<日本の数の単位 一覧表>
一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、(禾予)、穣、
溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数。
*(華厳経における数詞の名称は、その種類が膨大すぎるため、ここでの明記は控えさせて頂く)